見えない接点
部門間の引き渡しには担当者も指標もありません。期待は少しずつずれ、問題が表面化するまで誰も気づきません。
// 担当者のいない接点
課題
ITは営業のために働き、財務は全員のために、人事はマネージャーのために働きます。それでも各部門は、タスク、KPI、予算と、内側から自らを測っています。受け手が実際に何を得たのかは誰にも見えていません。
部門間の引き渡しには担当者も指標もありません。期待は少しずつずれ、問題が表面化するまで誰も気づきません。
// 担当者のいない接点
チームは忙しく、報告書は埋まっています。それでも受け手は、必要なものを得られなかったと言います。
// 価値ではなく活動量
価値についての共通認識がなければ、優先順位は声の大きい人に流れます。承認が増え、会議が膨らみます。
// 声の大きい人が勝つ
実際の運用
誰が誰に何を渡すかを描きます: 部門を価値変換器として、引き渡しをフローとして。
仕事を受け取った人が、得たものを評価します。反価値も記録されます。
仕事を、企業、部門、チーム、従業員の目標と支援の割合でつなげます。
フローを変更し、同じ長さの期間で比較したうえで、維持、調整、または元に戻すかを決めます。
仕組み
価値管理の観点では、部門は価値要素を受け取り、変換し、次へ渡します。従業員一人ひとりも同じです。彼らは企業、部門、チームという、つながった価値システムの中で活動しています。EVCはあらゆる階層で記録を管理し、フローと目標によってそれらを結びつけます。
製品
各モジュールは単体でも役立ちます。組み合わせることで、データから意思決定までのループが閉じます。
各部門は、提供した価値と受け取った価値のウォレットを持ちます。部門は従業員のワークウォレットを有効にすることもできます。アクセスはロール別です。ウォレットのエンドツーエンド暗号化はロードマップにあります。
部門間で価値がどう動くかを描きます。ノードは価値変換器、リンクはフローです。その上に分析が重なり、線の太さと色で価値と損失を示します。
チームで価値とコストを一緒に見積もります。ブラインドモード、公開、中央値、ばらつき。結果は部門またはフローの計画になります。
部門間の接点マップ。計画と実績、純価値、応答時間、評価済み引き渡しの割合、価値が失われている箇所。
企業、部門、チーム、従業員の目標を、支援の割合でつなげます。整合マップは、支えのない目標と、目標のない仕事を示します。
シグナルを検証済みの変更に変えます: 仮説、見積もり、実験、前後比較、決定。結果は変更ログに残ります。
会議は参加者とコストを持つイベントです。ワンクリックの匿名リアクションで、会議1時間あたりの価値が分かります。
すでに BPMN 2.0 のプロセスがありますか。部門、フロー、価値システムの下書きを作成できます。各フローは人が確認します。
バリューストリーム分析
フォーカスのある1画面: システム、部門、またはフローと期間を選択。ミニマップ、3つの数値、イベントフィード。詳細は必要に応じて。
貢献
EVCは、各チームと各個人が共通の成果に実際にどれだけ貢献したかを、仕事を受け取った人の評価に基づいて示します。人を順位付けすることはありません。
なぜこれほど厳格なのか。貢献がランキングになると、人は価値ではなく数字を管理し始めます。見栄えの良いものだけを記録し、反価値を隠します。正直なデータこそ、EVCが機能するための前提条件です。
// 受け手が評価した貢献
// 設定任せではなく、製品に組み込み済み
目標と整合
EVCは適切なタイミングで問いかけます: 期間の開始時、レトロスペクティブの後、分析がシグナルを捉えたとき。整合は双方向で、現場からのシグナルが上位の目標や重みを変えることもあります。
改善ループ
成果、会議、タイミング、引き渡し: 価値の届け方に影響するすべてが、検証済みの変更を一つずつ重ねて良くなります。
ロール
ロールモデルは Æilus 価値管理手法に基づいています。ロールはモデル内のオブジェクトに割り当てられます: 部門、価値システム、フロー、プラクティス、ドメイン。1人が複数のロールを持てます。権限はロールとオブジェクトに従います。
部門のウォレット、目標、価値システムを運営します。代表者を任命し、見積もりを開始し、入出力のフローを確認します。
システム、その部門、フローの目標と重みを設定します。システムのスキーマを管理し、期間を締めます。
接点を担当します。損失を分析し、受け手に評価を依頼し、変更を提案し、計画と実績を確認します。
コードレビューや採用など、複数の部門で使われるプラクティスと、その価値への影響を見守ります。
セキュリティや事業継続などの品質領域を担います。反価値を含め、そのドメインのイベントを追跡します。
手法を健全に保ちます: セットアップ、トレーニング、テンプレート。貢献のない目標や評価のないコストを指摘します。
ソリューション
各入口は、特定の購買担当者の言葉で語ります。中身は同じモデルです: 価値の流れ、独自の要素タイプを持つサブフロー、受け手の評価、目標、分析。
SLAが測るのは時間です。事業部門が必要なものを得られたかは分かりません。EVCはサービスデスクにワンクリックの受け手評価を加え、納期だけでなく体験と価値を管理できるようにします。市場ではこの方向性を XLA(エクスペリエンスレベルアグリーメント)と呼んでいます。
| サービスフロー | 計画 | 実現 | ステータス |
|---|---|---|---|
| ITから営業へ: インシデント解決 | 80 | 76 | 順調 |
| ITから人事へ: アクセス申請 | 70 | 48 | リスクあり |
| ITから財務へ: 変更をデプロイ | 60 | 62 | 順調 |
財務、人事、調達、法務は他のすべての部門を支えています。EVCは、各サービスが何を提供し、受け手がそれをどう評価し、接点のどこで価値が反価値に変わるかを示します。
| サービスフロー | 計画 | 実現 | ステータス |
|---|---|---|---|
| 法務から営業へ: 契約書の確認完了 | 74 | 38 | リスクあり |
| 人事からITへ: ポスト充足 | 58 | 60 | 順調 |
| 財務から業務部門へ: 支払い承認 | 70 | 64 | 順調 |
損失の多くは部門の内部ではなく、部門の間で起きています。EVCは接点を可視化し、価値が失われている箇所を示し、重要な接点ごとに担当者と改善ループを設けます。
| 接点 | 計画 | 実現 | ステータス |
|---|---|---|---|
| ITから営業へ | 82 | 76 | 順調 |
| 営業から法務へ | 74 | 38 | リスクあり |
| 財務から業務部門へ | 70 | 64 | 順調 |
OKRはスライド止まりになりがちです。EVCは階層をまたいで目標を支援の割合でつなぎ、受け手の目から見て、実際にどの仕事が目標を動かしているかを示します。
| 企業の目標 | 重み | 支援元 | ステータス |
|---|---|---|---|
| 契約までの期間短縮 | 30% | 2フロー | 順調 |
| 再発インシデントの減少 | 25% | 1フロー | 順調 |
| 採用の迅速化 | 20% | 支援なし | リスクあり |
会議は参加者全員の時間を使います。EVCは会議を価値イベントとして記録します: 参加者、コスト、ワンクリックの匿名リアクション。会議1時間あたりの価値と、短縮・代替・廃止すべき会議が分かります。
| 会議 | コスト | 1時間あたりの価値 | ステータス |
|---|---|---|---|
| 計画 | 4時間 | +25 | 順調 |
| 日次ミーティング | 5時間 | +8 | 順調 |
| 週次の状況確認 | 6時間 | +2 | リスクあり |
省庁、機関、自治体の行政組織も組織です。EVCは組織内の部署や機関の間を動く価値を把握し、内部の仕事が公共の使命により良く役立つようにします。
| 部署間のフロー | 計画 | 実現 | ステータス |
|---|---|---|---|
| 登記部門から許認可部門へ: 記録の引き渡し | 72 | 70 | 順調 |
| 部署から機関へ: データ依頼 | 70 | 40 | リスクあり |
| 財務から調達へ: 承認 | 65 | 60 | 順調 |
プロセスアプローチ
Enterprise Value Center はプロセス管理を置き換えるものではありません。その上に重ねて使います: 同じ部門、同じ引き渡しに、各受け手が実際に得た価値を加えます。
| 概念 | プロセスの視点(BPM、BPMN) | // 価値の視点(EVC) |
|---|---|---|
| プール、レーン、ロール | ステップを実行する人 | 価値変換器: 価値を受け取り、次へ渡す部門、チーム、または個人 |
| レーン間の引き渡し、メッセージフロー | 仕事がある担当者から別の担当者へ移る場所 | 価値の流れとその接点: 受け手が何を得て、どう評価したか |
| サイクルタイム、SLA、コスト | どれだけ速く、どれだけ安く | 費やした時間と応答時間を、受け取った価値と並べて記録 |
| 改善サイクル(PDCA、カイゼン) | プロセスを変え、効率を測る | 改善ループ: 変更したら、時間とコストだけでなく価値も前後で比較 |
導入形態
1つのコードベース、1つのビルド、2つの構成。
EU内で Behind Software Group が運用。数日で開始できます。
御社のインフラで稼働します。当社は御社のデータを閲覧も処理もしません。
料金
料金は、価値に関わる操作(記録、評価、変更)を行う人の分だけです。読み取り専用アカウントは無料・無制限です。
8 / 6 / 4 EUR
ライセンスユーザー1人あたり月額
20 000 EUR
買い切りライセンス
パートナーが担当
認定パートナーが価格を設定
ライセンス対象ユーザー: データを記録、評価、変更できる人。閲覧者やリンクから評価する人はライセンス不要です。価格は税抜きです。
コーチとコンサルタント向け
当社のパートナープログラムは、ビジネスコーチやプロセスコンサルタントに、トレーニング、認定、そして成果を測定可能にするツールを提供します。
エントリーレベル
提供
営業とデリバリー
FAQ
いいえ。EVCは、仕事を受け取った人による評価としての貢献を、目標との関係の中で示します。リーダーボードも、順位も、人の横並び比較もありません。EVCは人事上の決定を行わず、初期設定では貢献データを人事システムや給与システムに送りません。
独自の部門を持つあらゆる組織です: 企業、ホールディングス、官公庁の部局、組織としての自治体、NGO。Enterprise という言葉は、有償の商用製品であることを示しています。
アクセスはロールに従います。各自は自分のワークスペースのフローとイベントを閲覧でき、個々の従業員の貢献は、本人とその所属部署のオーナーだけが見られます。データは通信時に暗号化されます。サーバーでさえ内容を読めないウォレットのエンドツーエンド暗号化は、ロードマップにあります。オンプレミスでは、すべてのデータがお客様のサーバー内にとどまります。
はい。オンプレミス版は同じ製品です。Docker Compose による単一サーバー、Helm による Kubernetes、またはオフラインバンドルによる閉域網で稼働します。
いいえ。典型的な始め方は、1つの部門と、その成果を受け取る2つの部門で、2期間実施することです。そこから広げていきます。
はい、いつでもオープンな形式(JSON、CSV)でエクスポートできます。ライセンスが切れてもデータがロックされることはありません。
料金は、記録、評価、変更を行う人の分だけです。読み取り専用アカウントは無料・無制限です。クラウド: 最初の25ユーザーは8 EUR、26〜800ユーザーは6 EUR、800ユーザー超の各ユーザーは4 EUR(いずれも月額)。年間契約は10か月分の料金です。オンプレミス: 初回20 000 EUR、その後アップデートとサポートで年額4 000 EUR。